トヨタ自動車はハイブリッド車(HV)『プリウス』でABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム)が作動する際、瞬間的にブレーキが利かなくなる問題について、9日に国土交通省にリコールを届け出る方針を決めた。
プリウスと同様のブレーキ制御プログラムを採用している『SAI』、レクサス『HS250h』およびトヨタ『プリウス・プラグイン・ハイブリッド(PHV)』についても同時にリコールする。
いずれも昨年発売したHVであり、国内の対象台数はプリウスが約18万台、SAIが約7700台、HS250hが約1万台(一部海外含む)となる。昨年末から法人向けにリースを開始したプリウスのPHVは数百台。
トヨタは米国でもプリウスなどのリコールを行うほか、プリウスの海外販売先である約60に及ぶ国と地域でもリコールや無償での改修を行う方針だ。