ダイムラー、ヤトロファ栽培プロジェクトを南インドで開始

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南インドでヤトロファ栽培プロジェクトを開始
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ダイムラーAGは10日、バイオディーゼルの原料となる植物、ヤトロファの栽培を行う新プロジェクトを南インドで開始したと発表した。100ヘクタールの土地に苗木を植え付けた。

同社はプロジェクトを通して、同社の研究成果をもとにタミル・ナードゥ州内の数か所の村で資金面、技術面の支援を行っている。

ヤトロファの栽培と種子の収穫は、支援対象となる村の農業従事者と協力して行い、収穫した種子をバイオディーゼルの原料として利用する。栽培には食用穀物の栽培に適さず、現在利用されていない荒地のみを利用することから、食糧生産とは競合しないとしている。

プロジェクトでは村の農業従事者が5年間にわたって資金援助を確実に受けられるよう小額融資に対する担保提供を行っている。農業従事者はこの資金を使ってヤトロファの苗木を購入し、4年後の初回収穫まで作業を進める。さらに種子購入保証により販売収入を確実に得られることから、5年目以降に融資の返済が可能となる。返済金は回転資金として、プロジェクトに新たに参加する農業従事者への融資に充てる。これにより、多くの村に利益をもたらす経済サイクルを生みだしていく計画だ。

天候不順など、やむを得ない事情で収穫が不可能な場合にも、担保があるため農業従事者は経済的に追いつめられないとしている。

《レスポンス編集部》

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