[新東名トンネル照明実験]前向き照射を前向きに検討

自動車 ビジネス 企業動向
新たなトンネル照明の開発に向けた実証実験
新たなトンネル照明の開発に向けた実証実験 全 6 枚 拡大写真

トンネル照明技術の実証実験が行なわれている新東名高速道路・金谷トンネル(仮称、静岡県島田市・掛川市)では、トンネル内に一般的な対称照明エリアと、プロビーム照明(非対称照明)エリアが設けられ、路面と先行車背面の光のあたり方などの比較実験が行なわれていた。

対称照明は進行方向に対して垂直に光を照射、路面は明るく映るが先行車はやや暗く見える。これに対し、プロビーム照明はクルマの進行方向に傾けて照射し、先行車の背面を明るく照らすという効果があるという。

2種類の照射方式で照らされたデモ用のクルマの背面を見ると、その映り方には明暗の差が出ていた。記者自身の影も、進行方向側に傾いている。

「今後は落下物や停止車両を想定し、実際に走ってみて、視認性や走行特性などを複合的に検証していきたい」とNEXCO中日本。

昼間のドライブ中、トンネル入口にさしかかると、急に暗くなることで先行車が見えにくくなる現象が起こる。この光のギャップを和らげるなどの目的から、すでに導入している高速道路もある。

同社は「今後、前へ向ける具体的な角度なども含めて、プロビーム配光の有効性について検証していきたい」と話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る