オリックスカーシェアリング、iPhoneでARナビを体験

自動車 テクノロジー ネット
カーシェアリング iPhoneアプリ
カーシェアリング iPhoneアプリ 全 15 枚 拡大写真

オリックス自動車がアップル『iPhone3G/3GS』向けに開発した『カーシェアリング iPhoneアプリ』は、拡張現実を体験できるAR(augmented reality)機能を搭載している。

拡張現実(AR)は、町の風景にエアタグをつける『セカイカメラ』や最寄りの地下鉄駅の方向と距離を矢印で示す『東京の地下鉄(Tokyo Underground)』など、iPhone向けサービスとして続々とアプリが開発されている。それらサービスでは、さながらマンガ『ドラゴンボール』で相手の戦闘能力を表示する「スカウター」のような不思議な感覚が体験できる。

今回発表されたカーシェアリング iPhoneアプリでは、iPhoneのカメラにより映し出された実際の映像の上に、目的地までの方向や距離をサーバーからのデータと重ね合わせることで、カーステーションまでの道案内を可能としている。

実際に、会場に用意されたiPhoneを手にすると、会場の風景にカーステーションまでの距離と方向が示されていた。室内のみのデモだったので室外での実用性については未知数だが、ナビゲーションの未来を見たような気がする。

現在のところ、カーシェアリングサービスのカーステーションまでのナビゲーションとして利用することができるが、それだけにとどまるにはもったいない機能だ。

同アプリの開発を担当したMOVIDA JAPANの松村慎一郎COOは、「通常のナビゲーションアプリとして発展することはないか?」との問いに対して、技術的な課題がいくつかあるとしながら「おもしろいアイデアですね」と前向きな姿勢を見せた。

もしかしたら、将来的にARナビゲーションというものが登場してくるかもしれない。

同アプリは無料でダウンロードでき、iPhone3G/3GSで利用できる。ただしAR技術によるナビゲーションについては、電子コンパスを搭載する3GSが必要だ。3月中旬に正式公開されるアプリでは、非会員でも「ARモードお試し検索」機能が用意されるようなので、一度体験してみるとその不思議な感覚を実感できるだろう。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る