トヨタ豊田社長「さらなるジャスト・イン・タイムの追求を」…記者会見

自動車 テクノロジー 安全
豊田章男社長(17日・東京本社)
豊田章男社長(17日・東京本社) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車は17日、東京本社で品質問題について記者会見を開いた。その席上、豊田章男社長は「トヨタ生産方式を自ら破ってしまった」と反省の弁を述べた。

トヨタ生産方式とは「ジャスト・イン・タイム」を元に、売れる分しかつくらないこと。ところが、トヨタはお客の要望に添うなら悪くないと拡大戦略に邁進した。「世界各国で販売金融をてこに、実際の需要以上に売り上げを伸ばしてきた面があった」と豊田社長。

その結果、品質を支える現場の人材を充分に育てることが後回しになってしまった。そのうえ、ユーザーの不平不満を集めて分析し、それをカイゼンにつなげることもおろそかになった。

今回の一連のリコール問題は、トヨタの驕りが招いた結果といえる。「現在、トヨタ生産方式の基本に立ち返り、在庫がたまればラインを止めるということを実践している。これからさらなるジャスト・イン・タイムの追求をしていきたい」と豊田社長は強調した。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る