アストンマーチンは、4月からの新型車『ラピード』(RAPIDE)の発売に合わせ、新しいオフィシャル写真を公開した。
新型ラピードは、09年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。アストンマーチンにとって久々の4ドアモデルで、世界で最もエレガントで機能的、ラグジュアリーな4ドアスポーツカーを目指して開発された。
外観は、『DBS』や『V8ヴァンテージ』などと同様に、ひと目でアストンマーチンとわかるアイデンティティを保ちつつ、クーペのように流麗なフォルムを持つ4ドアボディを採用。ボディサイズは全長5019×全幅2140×全高1360mmで、ポルシェ『パナメーラ』(全長4970×全幅1930×全高1417mm)と比較すると、ラピードは49mm長く、210mmワイド、57mm背が低い。
エンジンは、『DB9』と基本的に共通の5935ccのV型12気筒で、フロントミッドシップにレイアウト。最大出力477ps/6000rpm、最大トルク61.2kgm/5000rpmを発生する。トランスミッションは「タッチトロニック2」と呼ばれるパドルシフト付き6速AT。0‐100km/h加速5.3秒、最高速303km/hと、4ドアスポーツ屈指のパフォーマンスを披露する。
独立4シーターのキャビンは、レザーやウッドなどの天然素材を吟味し、極上のラグジュアリーを表現。バング&オルフセン製オーディオや後席用のツインDVDスクリーンなどにより、快適な移動空間が追求される。
新型ラピードは、エンジンをアストンマーチンの英国工場で、1基1基ハンドメイド生産し、車両の最終組み立ては、オーストリア・マグナシュタイア社のグラーツ工場で実施。ラピードの英国価格は、13万9950ポンド(約2000万円)からだ。
アストンマーチンは今回、ラピードの新写真を公表。「ハードリーグリーン」「カンタムシルバー」「シルバーブロンド」「マグマレッド」の優美なボディカラーや、クラフトマンシップを感じさせるインテリアが確認できる。