コスモ石油は18日、大阪府堺市西区築港新町の堺製油所内にコーカーを中心とした「重質油分解装置群」を竣工したと発表した。4月から営業運転を開始する。
装置群の稼働により、重油の需要減少など、今後の需要構造の変化に対応し、石油製品の安定供給を目指す。
重質油分解装置群の処理能力は重質油分解装置が1日当たり2万5000バーレル、分解軽油水添脱硫装置が2万5000バーレル、ナフサ水添脱硫装置が1万7000バーレル。
これによる生産能力はナフサが年間25キロリットル、ジェット燃料が70万キロリットル、軽油が35万キロリットル、石油コークスが40万トン。