電動バイクで100マイル/hプラスめざす…マン島TTレース

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2009年、モトシーズのパドックを訪れたMotoGPチャンプのロッシ。「ギアが1段しかないのか!」
2009年、モトシーズのパドックを訪れたMotoGPチャンプのロッシ。「ギアが1段しかないのか!」 全 1 枚 拡大写真

アメリカのモーターサイクル・レーシングチーム、モトシーズは19日、「TTゼロ」クリーンエミッションレースに電動モーターサイクルで参加し、マン島マウンテンコースでの平均速度100マイル/h(160km/h)超えに挑戦すると発表した。

TT=ツーリストトロフィ・レースが開催されるマン島で電動モーターサイクルレースが開催されるのは、2009年の「TTXGP」に続いてこれが2回目。正確には、炭素燃料を使用せず、ゼロエミッションの原動機で駆動するモーターサイクルのレースだ。モトシーズは「E1pc」でこのレースに参加した。このTTXGPはその後マン島を離れて独立シリーズになる。

10年はTTレースと同じ主催者がTTの1カテゴリーとして、TTゼロを開催する。6月9日が決勝で、37と4分の3マイル(約60km)のコースを1周するタイムアタックだ。マン島政府観光局が後援し、平均速度が100マイル/hを超えた最速のチームには賞金1万ポンド(約140万円)が支払われる。20分20秒フラットぐらいか。

モトシーズは09年はリタイアを喫しているが、10年も100マイル/h超えの有力候補と見られている。改良を加えられた10年型マシンのパワートレインは、正確な数字は明らかにされていないが、クラス最大のトルクを発生するともいわれる。

モトシーズの創設者でCEOのマイケル・シーズは「マン島に帰ってくることに興奮しているよ。電動モーターサイクルがTTレースの公式クラスに格上げされ、マン島政府により、このレースをローエミッションのパイオニアとして世界にアピールできる。レース界で最も純粋なプロトタイプになるんじゃないかな」と語る。

《高木啓》

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