暴走族のバイクへ故意に衝突、「爆音や蛇行に腹が立った」

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福岡県警は21日、暴走中のバイクに対して故意に追突する事故を起こし、男性2人を死傷させたとして、福岡県北九州市小倉南区内に在住する34歳の男を殺人と殺人未遂容疑で逮捕した。調べに対して「爆音や蛇行に腹が立った」などと供述しているようだ。

福岡県警・小倉北署によると、逮捕された男は21日の午前1時ごろ、北九州市小倉北区霧ケ丘3丁目(N33.50.48.9/E130.53.57.6)付近の国道10号を走行中、前方を走る暴走集団のバイクに腹を立て、このうち2台へ故意に追突した疑いがもたれている。

この追突により、築上町内に在住する18歳の男性が胸部強打で死亡。別のバイクに乗っていた17歳の男性も頭部打撲の軽傷を負った。

男は帰宅途中、暴走集団に行く手を遮られる状態となったが、爆音を立てながら低速で蛇行を繰り返すバイクに腹を立て、集団と遭遇してから4kmほどの地点でクルマを急加速させ、バイクへ突っ込んだという。

死亡した男性は約20mひきずられて即死状態だった。男は事故現場から逃走したが、その足で自首してきた。調べに対しては「爆音を立てながら蛇行するバイクに道を塞がれ、腹が立った」などと供述。最初に衝突したバイクについては「殺してやろうと思った」などと話しているが、もう一方のバイクについては「当てるつもりはなかった」として、殺意については否認しているという。

《石田真一》

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