ダイムラーとBYDが技術提携…中国向けEVを共同開発

自動車 ビジネス 企業動向
ツェッチェ会長(左)とBYDの王伝福会長(右)
ツェッチェ会長(左)とBYDの王伝福会長(右) 全 1 枚 拡大写真

ダイムラーは1日、中国BYDと技術提携を結ぶと発表した。両社は中国市場向けのEVを共同で開発していく。

1995年に中国に設立されたBYDは、中国を代表するバッテリーメーカー。BYDとは、「ビルド・ユア・ドリーム」の略である。2003年に自動車事業へ参入後、急成長。2008年12月には、デュアルモードハイブリッドシステムを搭載する『F3DM』を発表し、間もなく新型EVの『e6』をリリースする予定だ。現在、本社は香港に置いている。

ダイムラーはBYDと技術提携を締結し、中国市場向けEVの共同開発に乗り出す。同社はスマート『フォーツー』のEV版、『フォーツーed』に続いて、2010年にはメルセデスベンツブランド初のEVを、『Aクラス』に設定する計画。中国でのEV普及をにらんで、BYDとの技術提携に踏み切った。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は「我々のEV車両構造のノウハウと、BYDの優れたバッテリー技術やEVシステムは、最高の組み合わせ」とコメント。BYDの王伝福会長兼社長は、「この技術提携は、まさにウイン‐ウインのビジネスモデル」と語る。

両社は中国で、新たなブランドを立ち上げる計画。巨大市場、中国において、早期のEV発売を目指していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  4. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る