【ジュネーブモーターショー10】フェラーリ 599 にハイブリッド…F1技術を応用

自動車 ニューモデル モーターショー
フェラーリ 599のハイブリッド実験車 HY-KERS
フェラーリ 599のハイブリッド実験車 HY-KERS 全 15 枚 拡大写真

フェラーリは2日、ジュネーブモーターショーにおいて、『599GTBフィオラノ』(日本名:『599』)のハイブリッド実験車、『HY-KERS』を公開した。フェラーリ初のハイブリッドGTである。

画像15枚:フェラーリ 599のハイブリッド実験車 HY-KERS

599GTBフィオラノは、2006年3月のジュネーブモーターショーでデビュー。6.0リットルV型12気筒(620ps、62kgm)をフロントに積むフェラーリのフラッグシップで、0-100km/h加速3.7秒、最高速330km/hとフェラーリの頂点にふさわしい性能を誇る。

フェラーリはこの599をベースに、ハイブリッド実験車を開発。フロントのエンジンは、599と同じ6.0リットルV型12気筒。7速デュアルクラッチF1トランスミッションとともに、リア部分にモーターをレイアウトした。小型軽量なモーターは、最大出力100ps以上を発生。ハイブリッド化による車両重量の増加も、最低限に抑えられた。

エンジンとモーターの出力は、7速デュアルクラッチF1によって制御され、HY-KERSはモーター単独、エンジン単独、エンジン+モーターの3つの走行モードを備える。駆動方式はFRのままだ。

2次電池はリチウムイオンバッテリーで、車体中央フロア下に配置。フェラーリによると、市販の599よりも重心を下げることに成功しているという。もちろん、バッテリーやモーターを追加しても、室内空間は犠牲にしておらず、トランクも599と同容量が確保された。

減速時には、モーターがジェネレーターを回して、発生した電力をバッテリーに蓄える回生ブレーキを採用。この回生ブレーキには09年のF1マシン、「F60」に導入された「KERS」(キネティック・エナジー・リカバリー・システム)のノウハウが応用されている。

フェラーリは599ハイブリッドの市販計画について公表していないが、07年から5年計画で、燃費や排出ガス性能の向上に取り組んできた。08年に発表した『カリフォルニア』、09年に発表した『458イタリア』では、07年比で平均燃費とCO2排出量の約30%削減を達成。5年計画の集大成として、599にハイブリッドが設定される可能性は、充分にありそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 走りが変わる! トヨタ『ヤリスクロス』次期型は新開発直4を搭載!? 新型キックスとガチンコ対決
  2. マツダ2 ハイブリッドに欧州2026年モデル、全グレードで標準装備を拡充…トヨタ『ヤリス』のOEM
  3. 世界最軽量のV6エンジンが北京モーターショー2026で登場…今週のビジネス記事ランキング
  4. 約300台の旧車や名車が大集結…クラシックカーフェスティバル2026 in 関東工業自動車大学校
  5. 純国産フォーミュラカー『MEF』がふるさと納税返礼品に、栃木・鹿沼市が受付開始…寄附額は3142万9000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る