【ジュネーブモーターショー10】ホンダ『3R-C』は3輪カブリオレ

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ホンダ3R-C
ホンダ3R-C 全 9 枚 拡大写真

ジュネーブショーで発表されたホンダの電動3輪コミューターコンセプト『3R-C』は、EVのヨーロッパでの可能性を探る位置付けで、ミラノにあるホンダR&Dデザインスタジオで造られた。ネーミングは3輪カブリオレのイタリア語表記「トレー・ロウテ・カブリオ」の頭文字だ。

ミラノデザイン部の高嶋晋治氏は、「このサイズの移動手段を考えた時に、この形が固まりました。モーターサイクルのようにまたがるタイプのシートを採用せずに、スクーターよりも低い位置に普通に座れるポジションを確保。構えることなく、スクーターや小さなコミューターで我慢しているお客様でも、気軽に運転を楽しめるパッケージングにしました」と言う。

デザインについて、車体を上下に分け、モーターやバッテリーといった重量、機能部分は下の部分にまとめ、プラットフォームの上にキャビンを乗せるという構成は自動車と同じだ。それによりゆったりとした乗車スペースと、キャビン前方に大きな鞄が収納出来るトランクスペースを設けることもできた。

「スタイリングでは、広いプラットフォームの上にドライバーを囲む形状のキャビンを乗せ、前輪を両サイド一杯に配することで、視認的にもオートバイよりも安心感を持たせています。これは、ホンダしかできないスタイルだと思っています。直接意識はしていませんが、パーソナルな乗り物としてのバイクの良さ、テイストも取り入れています」

駐車時にはウィンドシールドを閉じてキャビンを覆うことができるので、停車中に雨に降られてモーターサイクルのようにシートが濡れる心配もなく、荷物を車内に置いていけるセキュリティ性ももたらされた。このシールドは走行中には閉める事が出来ないので、座席の後ろから折り畳みの屋根を設けるという、雨対策も検討中とのことだ。

《ケニー中嶋》

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