クラシックカーラリーでも燃費競技

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
白バイ隊に先導され、スタートするクラシックカーたち
白バイ隊に先導され、スタートするクラシックカーたち 全 12 枚 拡大写真

東京国際マラソンが開催された一週間後の3月6日、クラシックカーラリー『ロータリー・フェローシップ・ラリー2010』が同じ東京都庁をスタートした。

【画像全12枚】

このイベントは、オートモビル・フェローシップ・オブ・ロータリアンが主催するクラシックカーラリーで、参加台数は90台。

1964年までに生産されたクルマを主な参加車とし、ルートは東京都庁をスタート、鎌倉を経由し、久里浜(乗船前にタイムラリー)から金谷へフェリーで移動、その後、木更津市役所でタイムラリーを行った後アクアライン経由でホテルオークラ(港区虎ノ門)へゴールするというもの。トータル走行距離は約200kmであった。

この日は生憎の雨模様となってしまい、いくつかの競技がキャンセルとなるなど残念な結果となってしまったが、参加者はクラシックカーイベントとしては初めてのフェリー移動などを楽しんでいたようである。

また、今回のラリーでは興味深い競技があった。それは、クラシックカーラリーとしては珍しい燃費競技である。

車種、排気量、ガソリンタンクの容量など千差万別なので、今回はある公式に当てはめることで係数を割り出しそのクルマごとの理想燃費を算出、それから、実際の燃費を引くことで、優劣を競うものであった。実際にはいくつかの問題点等が指摘されたものの、これからのクラシックカーラリーの競技の競技に新たな可能性を見出した結果となった。

今年は1日での開催となったこのラリーだが、主催者によると来年は2日間の開催を目指しているという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. キアがついに日本初上陸へ!EVバンの導入に「未来感あっていい」「街の景色が変わるかも」など期待の声
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る