アウディは8日、2月の世界新車セールスの結果を明らかにした。総販売台数は約7万5900台。前年同月比は19.9%増と伸びた。
地元のドイツでは、スクラップインセンティブ終了の影響で、前年同月比3.3%減の1万5647台にとどまった。しかし、イタリアは7.1%増の5350台、フランスは12.4%増の4211台、スペインは30.2%増の3721台、英国は8.9%増の2985台と好調だ。これらの国を含む西欧エリア総計では、6%増の4万3127台を販売した。
アジアパシフィック地域では、前年同月比61.6%増の1万9180台をセールス。このうち、中国(香港を含む)が61.7%増の1万5108台と、目覚ましい伸びを示した。
米国では、前年同月比33.6%増の6216台を販売。2010年1 - 2月では米国プレミアムカー市場において、前年同期比1.5ポイント増の8.5%のシェアを確保した。
アウディのピーター・シュワゼンバウアー販売担当取締役は、「中国、西欧、米国の各市場が牽引役となり、今年第1四半期の世界販売は大きく伸びるだろう」とコメントしている。