【三菱 RVR 新型発表】競合に負けない感覚的なカラー

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三菱『RVR』のイメージカラーは“カワセミブルーメタリック”。この色は2007年の東京モーターショーに出品された『Concept-cX』(コンセプトcX)に近いブルーである。

このカラーと名称に決まった理由は、エコのイメージがあること、カワセミという鳥のキャラクター(小型で俊敏、捕食時は水中にまで及ぶという行動半径の広さ)とクルマのコンセプトがマッチしていること以外にも理由があるという。

そのひとつは車格だとデザイン本部デザイン部エキスパートの金澤秀晃さんはいう。「この色は、上のクラスの『アウトランダー』では挑戦し難い、元気の良い色なので、ラインナップの住み分けが明快にできます」と話す。

また、競合車との差別化の点でも、「VW『ティグアン』や日産『デュアリス』は、シルバーでクールでテクニカルなイメージで訴求しています。そこで、もう少し感覚的に訴求する方が時代にマッチするだろうという予測がありました」。これらのことからコンセプトカーでトライした色を量産条件を入れて再現した。

「起伏の激しいボディで、日向と日陰をコントラスト良く表現できるメタリックのブルーに仕上がったと思っています。彩度をあげていくと日陰の色が濁ったりします。輝度感を落とさずに彩度をあげる塗料は、サプライヤーに苦労をかけましたが、満足のいくところまでこぎつけることが出来ました」

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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