フィアットは9日、2009年のフィアットブランドの1台当たり平均CO2排出量が127.8g/kmとなり、3年連続で欧州第1位をキープしたと発表した。
これは英国に本拠を置く国際的自動車コンサルティング企業、JATOダイナミクス社が毎年公表しているデータに基づくもの。2009年に欧州で販売された新車1台当たりの平均CO2排出量を、ブランド別に算出しランキング化した。
ブランド別の平均CO2排出量ベスト10は以下の通り。
1位:フィアット 127.8g/km
2位:トヨタ130.1g/km
3位:プジョー 133.6g/km
4位:ルノー 137.5g/km
5位:シトロエン 137.9g/km
6位:フォード 140g/km
7位:オペル 148.9g/km
8位:フォルクスワーゲン 150.4g/km
9位:アウディ 160.9g/km
10位:メルセデスベンツ 176.4g/km
フィアットは2008年の133.7g/kmから約4.5%改善し、127.8g/kmを達成。アルファロメオやランチアなどを含むグループ全体でも、平均CO2排出量は131g/kmで首位に立ち、トヨタグループやPSAプジョーシトロエンに先行した。
EUは2015年までに、欧州で販売するすべての自動車メーカーに対して、平均CO2排出量130g/km以下を満たすよう求めている。フィアットブランドはこの目標を早くもクリアし、グループ全体でも、目標達成まであと少し。フィアットは「すべてのフィアット車が、エミッション低減に取り組んでいる」と、アピールを強めている。