エコドライブ方法「渋滞を避ける」認知度が最低

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NEXCO東日本では、渋滞は渋滞予測情報を入手し出発時刻を調整するなどで回避できる、と呼びかけている(写真はイメージ)
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NEXCO東日本関東は2月にインターネット上で、エコドライブと渋滞に関する意識調査を実施、18日に調査結果を発表した。それによるとエコドライブの方法のなかで「渋滞を避ける」という方法の認知度が低く、実践している割合も他と比べて極めて低いことがわかった。

調査は2月23日、24日にインターネット上で全国の20代 - 50代の男女512人を対象に実施。NEXCO東日本が推奨する「渋滞の回避」に対する一般ドライバーの認知度を探るのがねらい。

「知っているエコドライブの方法は?」という問いでは、「急発進・急加速をしない」が最も高く89.6%、「無用なアイドリングをしない」が79.3%、「経済速度(一般道で40km/h、高速道で80km/h)を保つ」が64.8%となった。いっぽうで「渋滞を避ける」という回答を選んだのは40.4%にとどまった。

「実践しているエコドライブの方法」については、「急発進・急加速をしない」が78.8%で最高。「渋滞を避ける」はわずか15.8%と、認知度、実践度ともに極めて低いという結果となった。それに対し、今後実践したいエコドライブ方法では「渋滞を避ける」が34.2%に上ったことがわかった。

「渋滞情報の入手方法」についての問いでは、出発前、走行中にも渋滞情報を入手しないという回答が4人に1人の割合となった。いっぽうで、渋滞情報を入手すると答えた人の入手経路では、50代が「ラジオ」、40代が「カーナビ」、30代が「ドラぷら(NEXCO東日本の高速道路情報ウェブサイト)」の比率が高いという傾向が見られた。

NEXCO東日本では、ドラぷらで「渋滞予報カレンダー」を展開するなど、渋滞回避に対するドライバーの意識を向上させることを目指している。渋滞予報カレンダーは、高速道路の利用日を指定すると、どこで、どれくらいの渋滞が発生するか、通過にどれくらい時間が掛かるかといった渋滞予測情報を知ることができるもの。同社では、出かける前にチェックして渋滞回避や渋滞発生箇所前での休憩計画などを立てるのに役立ててほしい、としている。

《宮崎壮人》

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