マツダ財団は25日、2010年度の事業計画を発表した。今年度の総事業費は6055万円。前年から引き続き、科学技術振興と青少年健全育成の2つの領域について、研究助成と事業を助成してこれらを支援していく。
科学技術振興関係では、研究助成として今年度も、機械、電子・情報、材料の3分野を対象に、「若手研究者」、「萌芽的研究」、「循環・省資源への寄与」を優先して助成するほか、広島大学の知的資源を活用した地域貢献事業として「科学わくわくプロジェクト」を同大学と連携して展開する。また、学会・研究機関などが中国地方で開催する小中高の生徒を対象とした科学体験事業に対する助成を行い「科学するこころ」を養う取り組みを支援する。
青少年健全育成関係では、市民活動の活性化に寄与する実践的な研究に対する助成などを実施する。
マツダ財団の山内孝理事長は「25周年を迎えたマツダ財団は地域性も大切にしながら、存在感のある財団を目指し、更なる社会貢献に努めていきたい」としている。