【クラリオン70周年】本格AVナビから二輪でも利用できるPNDまで ニーズで選ぶラインナップ

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スムーナビ NX609
スムーナビ NX609 全 12 枚 拡大写真

2010年で設立から70周年を迎えるクラリオン。同社が現在展開しているカーナビゲーションシステムは、およそ3つのラインナップに分けられる。

ハイエンドHDDナビの『クラスヴィア』、SSDを搭載する中核モデルの『スムーナビ』、そしてPNDの『ドリブトラックス』だ。機能や用途、そして価格といったニーズでチョイスできる品揃えだ。

ところで、クラリオンはGPSと自律センサーとの組み合わせによるハイブリッドの自車位置検出技術や、音声によるルート案内機能など現在のナビには当たり前となっているテクノロジーを他社に先駆けて採用したメーカーである。もちろん、現在の製品群でもナビゲーションで長年の実績を経てきた同社のナビゲーションのノウハウは惜しみなく投入されている。今回は、これらモデルラインナップの位置づけと主要機能を解説しよう。

■『CRASVIA』(クラスヴィア)…ハイエンドならではの充実のAV機能

クラリオンの最上位シリーズとして位置付けられるHDDナビが、クラスヴィアだ。

NX809は昨年夏に登場した最新モデルで、注目の新機能はプローブ情報を活用した「オンライン交通情報探索」。Bluetooth携帯電話で独自の交通情報をダウンロードし、VICSを超える広いエリアを対象に渋滞回避を実現。

より高精度なルート案内をもたらす。AV機能も最上位モデルらしい充実ぶりで、SDカードスロットとUSB端子を標準装備し、パソコンに保存されているMP3/WMA/AACファイルをナビのHDDに転送できる。iPodにもオプションの接続ケーブルで対応。フルセグ地デジチューナーを内蔵し、DVDのVRモード対応や、DOLBY社のサラウンドシステム搭載など、AV機能にも魅力を感じる一台に仕上がっている。

NX808もラインナップするが、こちらは一昨年よりの継続モデル。NX809は、NX808に「オンライン交通情報探索」を追加して細部をリファインしたモデルだ。

■『Smoonavi』(スムーナビ)…SSD搭載でコストパフォーマンスを追求した中核モデル

クラリオンの主力であり、他社に先駆けてSSDを記録メディアとして搭載した2DINモデルがスムーナビ。ハイスペック順にNX609、NX309、NX209の計3モデルをラインナップする。

NAX609は、プローブを活用する「オンライン交通情報探索」に対応した最上位モデルで、8GBのSSDを搭載。全国1171都市の市街地図情報や充実した目的地検索データを収録し、さらに最大1000曲のCDリッピングまでも実現。シリーズ中、唯一フルセグチューナーを採用した機能充実モデルで、コストパフォーマンスは非常に高い。

NX309は、NX609から交通情報提供サービスやBluetooth機能を省いたモデルで、8GB・SSDにCDリッピング機能を搭載するなど、基本機能はNX609と同仕様。「オンライン交通情報探索」を必要としないユーザーに最適な位置づけとなる。NX209は、さらにDVD再生などのAV機能の一部を省いた廉価モデル。地デジはNX309/NX209ともワンセグとなる。

■『DrivTrax』(ドリブトラックス)

1月上旬に、それまでのDTR-P7DTの後継モデルとしてDTR-P7DT TypeIIを新発売した。

新モデルのポイントは、新たにエコ走行・安全走行をサポートする「エコドライブモード」を搭載し、それ以外にもオービスの設置箇所を任意登録できたり、徒歩/自転車モードを追加したこと。地図表示は見やすさを重視して10段階の切り替えに対応した。

また、ナビの音声案内は、基本以外に男性/女性の声を新たに追加可能。さらに必要に応じて市街地図データを追加する機能もオプションで用意している。地デジにはワンセグで対応する。

Bluetooth接続のヘッドセットから音声案内や音楽データを出力できるのがDTR-P50。モニターサイズや内蔵メモリーの容量はP7DTと同じであるものの、ルート案内もバイクユーザーに最適な大型の矢印によって行なわれ、バイク用取付ブラケットも別売で用意されている。

《会田肇》

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