【新聞ウォッチ】高速道の上限料金制度、「エコカー割引」も検討へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年3月29日付

●エコカー高速道割引も検討(読売・2面)

●首都高中央環状 新宿-渋谷開通(読売・38面)

●ボルボ1660億円で買収、中国・吉利、フォードと最終合意(産経・9面)

●損保再編勢力図一変、3メガ時代が到来(東京・3面)

●内閣支持36%、7ポイント下落、本社世論調査(日経・1面)

ひとくちコメント

政府が取り組んでいる高速道路の上限料金制度で、ハイブリッド車などの低燃費車の乗用車を優遇する「エコカー割引」制度を新設する方向で検討しているという。28日付の毎日朝刊が1面トップで報じたほか、きょうの読売などが取り上げている。

記事によると、優遇対象は、2012年春まで自動車重量税が減税される電気自動車やハイブリッド車などで、トラックは対象外。

上限料金制は、現在週末に行っている「上限1000円」割引を見直し、高速道路一部無料化に合わせて実施する方向で、軽自動車1000円、乗用車2000円、トラック5000円とする案が有力。この案が採用されれば、エコカー減税対象の乗用車も軽自動車並みの1000円となる模様。

政府は地球温暖化対策を推進するため、電気自動車などの環境対応車の新車販売を2020年までに50%以上に引き上げる方針だが、高速道路料金の割引によっても普及を促す狙いがある。

ただ、軽自動車と普通車ならナンバープレートの色で見分けられるが、エコカーかどうかの区別は難しい。自動料金収受システム(ETC)の設定変更も必要となるなど導入までの課題も多い。

《福田俊之》

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