ボディスキャナーで透撮チェック 成田空港でも

自動車 社会 行政

国土交通省は、7月に成田空港に、爆発物探知のためのミリ波型ボディスキャナーを設置する。

ボディスキャナーによる所持品検査は、2009年12月にアメリカ・デトロイト行きのノースウエスト機で起きた爆破テロ未遂事件を教訓に各国で導入が進んでいる。金属探知機で発見できない化学物質などの爆発物関連物質を発見するための対策。

検査方法は、ミリ波を搭乗者の全身に照射、全裸状態の体型を透視し、不審物の所持を検査するというもの。

7月の成田空港への設置は、常設のための実証実験で、約1か月間にわたって運用方法や評価手法を検討する。設置されるボディスキャナーは3モデルあり、国内メーカー1種類と海外2種類で比較検討される。

国土交通省航空局は設置に先立ち、4月に「ボディスキャナー実証実験実行委員会」を発足。実証実験で使用された機種の検知能力の評価や、搭乗者のプライバシー保護など導入に向けた課題について検討する。実行委員会メンバーは未定。

ボディスキャナーの積極活用は、前原国交省が出席したアジア太平洋地域航空保安大臣会合で共同宣言として採択され、30日の閣議後会見で、日本国内での実施を前原氏が発表した。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  3. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  8. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  9. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  10. 新型アコードに搭載、進化したハイブリッド「e:HEV」が示すホンダの未来【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る