復帰第一戦では6位入賞を果たしたものの、続くオーストラリアGPではオープニングラップでの接触が響き10位に終わったミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)。リザルトとしてはそれほど良くないが、シューマッハは今後への自信をより深めたという。
「負け惜しみに聞こえるかもしれないが、メルボルンでのグランプリからは多くのいい面を得られたよ。一見しただけでは分からないかもしれないけれど、深い部分に目を向けると、確実に前進しているという実感がある。だからけっこう満足しているんだ。リザルト以上にね」
「予選を分析すると、ニコ(ロズベルグ)も僕も、あと2 - 3は順位を上げることができたと思う。決勝レースを重視して、セットアップで守りに入りすぎた部分があった。さらにフロントウイングのトラブルなどで時間を取られてしまった。もう少し上の位置からスタートすることが出来ていたら、表彰台争いも可能だったはずだ。つまり僕らはそれほど離れた場所にいるわけではないということ。今後の展開に自信を持っているよ。マレーシアではバーレーン以来僕らがどれだけ前進できたかが証明できるはずだ」とシューマッハは語っている。