日本自動車工業会が30日発表した2月の国内生産実績は、前年同月にくらべ74.9%増の84万1796台と4か月連続で増加した。乗用車が同81.7%増、トラックが同39.5%増だった。
乗用車は73万2477台、トラックは10万0014台、バスは前年同月比41.9%増の9305台だった。
乗用車は普通車が同155.7%増の40万8512台、小型四輪車が同53.6%増の20万5862台といずれも4か月連続のプラスだった。軽乗用車は同8%増の11万8103台と13か月ぶりのプラスに転じた。
2008年9月のリーマンショック前にあたる同年2月の国内生産台数は、109万8245台で、09年2月は在庫調整のため各社が前年の4 - 6割の水準に国内生産を落とした。今年2月の生産は08年2月に比べると23.4%減の水準で、生産は戻りつつも本格回復には至っていない。