【カローラフィールダーGT TRDターボ】ユーザーの声で実現

自動車 ニューモデル 新型車
カローラフィールダー “GT” TRD Turbo
カローラフィールダー “GT” TRD Turbo 全 8 枚 拡大写真

ほぼ1年前、トヨタテクノクラフト(TRD)はトヨタ『カローラアクシオ』セダンにターボを架装した『アクシオGT Turbo』を発表したが、今回、ステーションワゴンの『カローラフィールダー』にもターボモデルが追加されることになった。

この『カローラフィールダー“GT”TRD Turbo』は、アクシオGTと同様に、メーカー設定のモデルにTRDが、ターボユニット装着などのチューニングを施して発売するモデルだ。ベースとなる車両は「カローラフィールダーX HID Limited」(5MT)だ。

1.5リットルの「1NZ-FE」エンジンには、専用ターボチャージャーが装着され、最大出力は100kw(150ps)/6,000rpm、最大トルクは196Nm(20.0kgfm)/4800rpmにチューンされる。

フィールダーにもGT車を投入する理由はどのあたりにあるのだろうか。

トヨタテクノクラフト営業部国内営業室第3営業グループTRD商品担当リーダー、梨木裕司氏によれば、「昨年アクシオGTを出したときに、多くのユーザーから、なぜフィールダーにGTがないのか、という声があがりました。TRDとしては、このような要望にぜひ応えたいと思い、走りを追求したステーションワゴンとしてフィールダーGTを開発しました」とのことだ。

商品コンセプトについては、「アクシオでは、GT300参戦車両をイメージしたチューニングやセッティングを行いましたが、フィールダーGTでは、街乗りや家族での利用にも重きをおいて、リア席の乗り心地改善などに注力しました。アクシオGTより、ターゲットとする市場は広げています」(同第1技術部技術管理室評価グループ相澤剛氏)という。

たしかに、馬力や加速性能より、燃費やCO2削減が車の性能評価の基準となりつつある時代だが、車に移動手段や道具以外の目的や指標がなくなってしまうのもさみしい気がする。メーカーとしてスポーツモデルのラインナップが難しいなら、チューニングブランドやOEMによってユーザーの選択肢を増やすことになる、このような取り組みは評価したい。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車に向いた季節の到来に合わせて、モチベが上がるカーウォッシュギアが新登場![特選カーアクセサリー名鑑]
  2. コメリの新洗車グッズ発売!ホースリール&ノズル、性能と価格に注目
  3. 第二期「洗車場ブーム」到来?…純水・トンネル型・エンタメ性・AI認証決済など進化する洗車場
  4. 『アルファード』なのに4人乗り! 超豪華仕様「スペーシャスラウンジ」って一体どんなクルマ?
  5. そのニオイ、原因はエバポレーター! 今すぐできる簡単DIY洗浄法とは?~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  3. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る