トヨタ車体は13日、自動車の累計生産台数が2500万台を達成したと発表した。1945年8月、トヨタ自動車工業から分離独立してから65年目の達成となった。
同社はトラックの生産からスタートした。『ランドクルーザー』の先代となるBJ型トヨタ『ジープ』や国産初のハードトップ車である『コロナハードトップ』の生産を手掛け、その後も『ハイエース・バン』や『エスティマ』シリーズを生産するなど、ミニバン・SUV・商用車を中心としたトヨタグループの中核企業となっている。
事業所別の生産台数は富士松工場が1207万台、刈谷工場が510万台、吉原工場が500万台、いなべ工場が240万台、岐阜車体工業が43万台。車種別ではハイエースが最も多く486万台、次いでランドクルーザーで446万台、『トヨエース』が202万台、エスティマが192万台と続く。
同社の水嶋敏夫社長は式典で「今後3000万台を祝う日を迎えるためには、モノづくりの技術を磨き、ミニバン・SUV・商用車のカテゴリーの中で、ボディメーカーから完成車メーカーへと進化させることが非常に重要であると考え、オールトヨタ車体として一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。