ファインテック・ジャパン 開幕、3Dディスプレイに黒山の人だかり

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「ファインテック・ジャパン」が14日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。

同展はフラットパネルディスプレイ(FPD)関連の展示会で、「FPD研究開発・製造技術展」「FPD部品・材料EXPO」「国際タッチパネル技術展」「ディスプレイ2010」の4つの展示会で構成されている。20回目を数える今回は、そのほか「次世代照明技術展」「高機能フィルム技術展」が同時開催された。

会場は多くの人であふれ、身動きが取れないブースもあったほど。特に今回は韓国、中国、台湾からの来場者が多かった。主催者のリードエグジビジョン ジャパンの石積忠夫社長によると、15人のスタッフがそれらの国を回り、関連する会社を1社1社訪れて来場を呼びかけたそうだ。

なかでも一番人気が高かったのが、ニューサイトジャパンの3Dディスプレイ。これは専用メガネをかけずに楽しめるもので、その大きさは70型と世界最大級。来場者はこの映像を一目見ようと、ディスプレイの前には黒山の人だかりという状態だった。

「これはパララックスバリヤ方式という特殊なフィルムを張り付けることで、立体感を実現しているものなんです。そのため、既存のほとんどのサイズのディスプレイに張り付けて3D化することができます」とニュースサイトジャパン関係者。

また、今回は特別企画として、「FPD技術革新の歴史展」というコーナーが設けられている。そこでは、過去に発表された革新的なディスプレ技術や最新製品が展示され、懐かしい製品を見ることができる。そのほか、「絵柄を3D化できる印刷」や「環境に優しい、金属を使わない金属加工可能なフィルム」「安全な割れない鏡」など革新的な最新製品も展示されている。

このように、同展示会にはFPDに関連するさまざまな製品や技術が並んでおり、見ていて面白い展示会といえる。同展の開催期間は16日まで。

《山田清志》

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