【新聞ウォッチ】火山灰の影響、MotoGP日本GPも延期へ

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カタールGP、先頭はロッシ(11日)
カタールGP、先頭はロッシ(11日) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年4月19日付

●「世界に良い影響」日本2位BBC、本社調査(読売・1面)

●欧州の空路混乱続く、一部に再開の動きも(読売・2面)

●国交相「高速新料金与党で議論を」(読売・2面)

●車生産過剰な設備、世界の稼働率66%再編に活路(読売・9面)

●内閣支持率続落25%、不支持は急増61%本社世論調査(朝日・1面)

●国内初の“ミニ新幹線”初代つばさラストラン(産経・2面)

●ディーゼルをお忘れなく(産経・6面)

●戯言戯画:人がいいのはいいけれど、豊田章男トヨタ自動車社長(産経・12面)

●バトンV、F1中国GP(産経・15面)

●首長ら「日本創新党」結成(東京・1面)

●アイスランド噴火、バイク日本GP中止、秋に開催、関係者来日できず(東京・2面)

●電気自動車の急速充電器、規格統一で普及に弾み(東京・11面)

●欧州空路、長期混乱は必至、経済へ打撃深刻(日経・7面)

ひとくちコメント

黒雲とともに大量の灰を噴き上げたアイスランドの火山噴火による欧州空港閉鎖の影響が各方面で広がっている。

欧州の航空交通管制の調整機関によると、18日運航予定だった約2万5000便の84%が欠航の見通しとなったという。空港閉鎖の影響で、政府専用機墜落事故で死去したカチンスキ・ポーランド大統領夫妻の国葬も参列を見送る要人が続出したそうだ。

こうした中、今週23日から栃木県のツインリンクもてぎで行われる予定だったオートバイのロードレース世界選手権第2戦「MotoGP日本GP」が中止になったと、きょうの東京が報じている。

朝の時点では公式サイトに中止情報の告知はないが、理由はアイスランドの火山噴火で欧州の空路は麻痺状態。出場するチームのスタッフやライダーが来日できないのが原因という。「代替開催は秋へのスライド開催が濃厚」(東京)という。

過去に天候不順によるセッションの順延や、財政難による開催中止は過去にあったそうだが、自然災害による直前の中止は珍しいという。ビッグイベントの中止はサーキットの興行収入にも大きな打撃を与える可能性もある。

もっとも、ホンダでは経費削減から報道関係者向けの「観戦ツアー」を取り止めるなど、火山噴火に関係なく、モータースポーツ運営の抜本的な見直しに取り組んでいる矢先の中止となる。

《福田俊之》

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