パーク24とその子会社のマツダレンタカーが手がけるカーシェアリングサービスの「カーシェア24」は、6月1日から「タイムズプラス」へブランド変更するとともに、新料金体系へ変更するなど、カーシェアリングサービスを全面刷新し、本格展開する。マツダレンタカーとパーク24が4月19日、発表した。
カーシェア24はマツダレンタカーのカーシェアリングサービスとして2005年にサービスを開始し、広島を中心に展開してきた。09年5月にタイムズを活用したステーションの開設を始め、以降、東京への集中的な開設など、事業を積極的に展開してきた。
このほどカーシェアリングビジネスのより早い立ち上げを行うため、「タイムズ」のブランド認知力を活かし、ブランド名を「タイムズプラス」に変更する。今後は“タイムズに行けばカーシェアリングが利用できる”ことを定着させていく。
また、東京・神奈川などの首都圏、大阪をはじめとした関西圏を中心にカーシェアリングステーションを本格展開すると同時に、システム変更や料金変更など、サービス内容も一新する。
場所の拡大について、タイムズを活用し、6 - 7月で300台を増車、10月末には1000台のカーシェアリング車両を配備し、より身近なサービスにしていく。
また料金&商品プランについて、月額基本料金・利用料金を、区分(A・Bプラン)のない、わかりやすい料金体系に変更する。従来は月額基本料金が高く従量利用料金の安いAプラン、月額基本料金が安く従量利用料金の高いBプランを選べたが、新料金はBプランの基本料金、Aプランの利用料金となる。さらに月額基本料金に無料利用分1000円をつけ、低価格化によって利用を促進する。
ウェブ画面も全面リニューアルし、「車種から検索」「今いる場所から検索」など、検索機能を向上させる。
マツダレンタカーとパーク24は、14年10月末までに全国4000台のカーシェアリングを展開する計画だ。全国約9000か所27万台の「タイムズ」のリソースを活用することで、優位性を発揮した商品を提供し、カーシェアリング市場を創造していく、としている。