【北京モーターショー10】長安汽車、充電時間10分のEVを発表

自動車 ニューモデル モーターショー
長安汽車 Green-i
長安汽車 Green-i 全 7 枚 拡大写真

25日に一般公開日を迎えた北京モーターショー。中国メーカー大手でフォード、スズキと合弁会社を作っている長安汽車グループは、EV、プラグインハイブリッド、ハイブリッドなど、様々なタイプのエコカーを参考出品した。

その中でも最も目立っていたのは、鮮やかなグリーンメタリックに塗られた純電気自動車のコンパクトモデル『Green-i(グリーンアイ)』だ。

最大のアピールポイントは、急速充電器を使うことにより、10分で充電を完了できるというクイックチャージ性だ。長安グループの徐留平総裁は「10分急速充電によって、電動車の課題であった航続距離の短さを補うことができる」と、コンパクトEVの技術開発の進展ぶりをアピールした。

「電動車は静かで敏捷に走り、低公害という素晴らしい乗り物。グリーンアイはステアリング、ブレーキ、スロットルなどのドライブバイワイヤ、エネルギー回収、カーコミュニケーションなど、様々な技術を投入した。今後も技術開発に力を入れる」(徐総裁)

今回の北京ショーでは、中国共産党がEV開発推進の大号令を発していることから、中国企業の現有技術の限界にとらわれないアグレッシブなコンセプトカーづくりが目立つ。グリーンアイはその最右翼の1台といえるだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る