ロータス、トヨタ車ベースの軽量クロスオーバー開発

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新型クロスオーバーのレンダリングスケッチ
新型クロスオーバーのレンダリングスケッチ 全 6 枚 拡大写真

英国ロータスカーズの関連会社、ロータスエンジニアリングは27日、2020年に発売予定の新型車に関するコンセプトを公開した。

この新型車はトヨタの北米向けクロスオーバー、『ヴェンザ』がベース。同車は『カムリ』のプラットフォームを基本にしたクロスオーバーで、2008年に米国発売。昨年は、年間5万4410台を販売している。

ロータスは伝統的に、ボディの軽量化によって運動性能を追求してきたメーカーだ。ロータスエンジニアリングもこの伝統に従い、衝突安全性能を満たした上で、大胆な軽量化に取り組む。

現行ヴェンザでは400以上の部品が使われているが、2020年にリリースする新型車では、これを211まで半減。また鉄製のボディを、アルミやマグネシウム化することで、ホワイトボディ重量は382kgから221kgへ、42%もの軽量化を果たす。

さらに、サスペンション&シャシー関連で43%、インテリアで39%、電装系で36%など、徹底した軽量化を実施。この結果、トータル車両重量は1290kgと、ベース車両のヴェンザに対して38%も軽くできるという。

軽量化はコストアップにつながるが、ロータスによると、ベースモデル比で約3%のコスト上昇に抑えるとのこと。これは、部品点数半減のメリットが大きいと思われる。

ロータスエンジニアリングのRobert Hentschel氏は、「軽量化は燃費やCO2排出量の面でも有利。軽量構造と経済的なパワーユニットは、ロータスの新しいコアバリューとなる」と述べている。

ロータスエンジニアリングは、新型車のレンダリングを公開。ヴェンザ同様、クロスオーバー的なスタイルだ。ロータスは今後10年をかけて、このコンセプトを具体化していくことになる。

《森脇稔》

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