[上海エキスポ10]プラレール初の中国オリジナル車両発売

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CRH2型和諧号(わかいごう)
CRH2型和諧号(わかいごう) 全 4 枚 拡大写真

タカラトミーは、ロングセラー鉄道玩具『プラレール』をローカライズした初の中国オリジナル仕様の商品として、中国の高速鉄道車両「CRH2型和諧号(わかいごう)」をモデルとした製品を、5月1日開幕の上海万国博覧会に出品、同時に発売する。

プラレールは2004年に中国での商品展開がスタートした。しかしこれまで発売していたものは、日本で発売した商品(日本の車両や「きかんしゃトーマス」シリーズ)のパッケージを中国語に変更したものが中心だった。

CRH2型和諧号は初の中国オリジナル・プラレール車両だ。モデルとなった車両は、中国を走っている高速鉄道車両「CRH和諧号」の4モデルの中の「CRH2」。「CRH」は中国高速鉄道:China Railway High-Speedの略称で、そのすべての車両が「和諧号」と呼ばれる。商品開発・製作には、中国鉄道の版権元である上海鉄道学会と、タカラトミーの現地子会社「多美玩具貿易(上海)有限公司」が1年以上をかけた。

車両とレールに、駅や木などの情景がセットになった『CRH2型和諧号ベーシックセット』(199元=約2700円)を5月1日から、車両とレールがセットになった『CRH2型和諧号スタートセット』(99元=約1400円)を6月1日(児童節=子供の日)から、上海万博の会場と中国の全国専門店、百貨店、ハイパーマーケットなどで発売する。

タカラトミーではCRH2型和諧号のベーシックセットとスタートセット合わせて、1年間で50万個の販売を目標にする。

上海万博では「演芸中心」、「中国鉄道館」、「日本産業館」の3か所のパビリオンで販売し、日本の優良玩具ブランドとして、中国をはじめ世界へ紹介する。なお日本産業館では9月1日から10月31日の2か月間限定の販売。プラレールは現在、海外では10の国と地域で商品を販売している。タカラトミーでは今後、アジア市場を皮切りに、定番商品のグローバル展開を目指す。

《高木啓》

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