トヨタ米国新車販売、大幅増…4月実績

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米国トヨタ販売は3日、4月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は15万7439台で、前年同月比は24.4%増と、2か月連続の前年実績超え。3月から実施している積極的な販売促進策が、効果を発揮した。

トヨタブランドの乗用車系では、『カローラ』が前年同月比50.7%増の2万7932台と大幅な増加。『カムリ』は10.2%増の2万7914台と、主力2車が2か月連続で前年実績を上回った。09年5月にモデルチェンジした『プリウス』も、49.7%増の1万2555台を販売し、7か月連続のプラスを維持する。

09年1月に発売した新型クロスオーバーの『ヴェンザ』は、前年同月比28%増の4854台と好調。3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』も、36.1%増の2812台を販売した。しかし、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、52.4%減の3862台と不振が続く。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が前年同月比33.5%増の1万4851台と、2か月連続のプラス。『ハイランダー』も、25.6%増の7026台と売れた。大型トラック『タンドラ』は、45.4%増の8949台と2か月連続増。09年10月末に新型を投入した『4ランナー』は、204.3%増の4200台と、5か月連続で前年実績を上回った。

レクサスブランドの乗用車系では、09年9月末にマイナーチェンジした『ES』が、前年同月比23.9%増の4396台と2か月続けてのプラス。『IS』も16.2%増の2701台と伸びた。09年10月末にマイナーチェンジした『LS』は、54.5%増の1182台と5か月連続の前年実績超え。09年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は1076台を売り上げている。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、VSC不具合による自主リコールがあったものの、前年同月比47.7%増の746台と、4か月連続のプラス。『RX』は19.5%増の7454台と、2か月連続で前年実績を上回った。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比19.3%減の1643台、『xD』(日本名:『イスト』)が13.3%減の763台と、回復が見られない。

4月のトヨタ米国新車販売をブランド別で見ると、トヨタブランドが前年同月比23.8%増の13万9080台、レクサスブランドが29.3%増の1万8359台と、ともに好調。米国トヨタ販売は3月から、最大5年間のゼロ金利ローンや2年間の無料メンテナンスサービスを導入。これらの販促キャンペーンを6月1日まで延長し、顧客の取り込みを狙う。

《森脇稔》

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