亀井金融担当相「単純な消費税アップは経済の井戸からす」

自動車 社会 行政
撮影=中島みなみ
撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

亀井金融・郵政担当相は14日の閣議後会見で、「連立を組んでる友党が、税制や経済政策について出してくる方針は極めて関心がある」とした上で、高まる消費税引き上げ議論に慎重な姿勢を示した。

亀井氏は国内の経済状況を「井戸」に、税収を「井戸水」に例え、「水がかれてきた井戸につるべを何本降ろしたところで、それで水がくみ上げられるはずはない。井戸水を豊かにすることを真剣に考えていくべき」と、消費税率を上げるより経済成長を優先させた対策を考え、税収を増やすべきだという考え方を述べた。

「それ(経済成長)に役立つ税制は当然考えていくべきだが、今やっている消費税の税率をそのまま上げることは、井戸水をくみ上げることになるのか、その井戸を余計にからしてしまうのか。そのあたりの判断をきっちりとやっていく必要がある」とし、安易な消費税率引き上げを牽制した。

ただ、その一方で、菅財務相の「増税しても使い道をまちがえなければ景気はよくなる」という発言には「すべてが間違っているとは思わない」と、税制全般の議論については一定の理解を示した。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  5. マツダ『CX-5』新型、欧州からデビュー…ラインナップ最量販のクロスオーバーSUV[詳細画像]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る