羽田空港、D滑走路共用開始で24時間国際線化

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手前が10月から供用開始されるD滑走路。奥は現在の羽田空港。(写真提供=羽田再拡張D滑走路建設工事共同企業体)
手前が10月から供用開始されるD滑走路。奥は現在の羽田空港。(写真提供=羽田再拡張D滑走路建設工事共同企業体) 全 1 枚 拡大写真

14日、前原国交相は羽田空港の4本目の滑走路であるD滑走路の供用を、10月31日から開始することを発表した。羽田空港の24時間国際拠点空港化に向けた第一歩として、国際定期便が就航する。同日はIATA(国際航空運送協会)の冬ダイヤの開始日。

羽田空港ではこの準備として、5月17日から6月25日までの間、D滑走路に着陸するための「ILS(計器着陸装置)関する飛行検査」を、1日2回、午前と午後各3時間にわたって実施する。ILSとは、滑走路までの正確な進入経路を航空機に対して示す地上装置のこと。

滑走路には着陸しないが、滑走路の上空に航空機を飛行させ、進入コースをたどり、計器の安全性や妥当性を確認・検査する。

新しくできる羽田空港D滑走路は、全長3120m、滑走路長2500m。07年3月に着工し、すでに本体工事の96%を完了した。滑走路の約3分の2は埋立部分だが、残りの3分の1は滑走路近くの多摩川河口の水流に配慮して、桟橋構造になっている。

国際線旅客、貨物ターミナルビル、京浜急行電鉄や東京モノレールの新駅も新たに作られる。

D滑走路の拡張事業によって、首都圏の国際線を成田空港とともに羽田空港も担うことになる。

《中島みなみ》

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