【人とくるまのテクノロジー10】デンソー、アイドルストップ向けAEスターターを日本初出展

自動車 ビジネス 企業動向
プリウスのエンジンルーム(参考画像)
プリウスのエンジンルーム(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

デンソーは、5月19日から21日までパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2010」に出展、アイドルストップ用に始動システムの耐久性を高めた「AEスターター」を国内で初公開する。

今回、環境負荷低減に関する製品・技術をはじめ、安全、快適、利便の各分野の代表的製品を展示し、技術力をアピールする。

「環境」分野では、アイドルストップシステム用として頻繁な作動に対応するため、始動システムの耐久性を高めた「AEスターター」を国内で初公開する。

従来のスターターはピニオンがリングギヤに押し当てられ、モータにより回転しながら噛合わされるため、ギヤの山の端面が摩耗しやすい。AEスターターでは、従来一体だったクラッチとピニオンを分離するとともに、ピニオンにバネを内蔵した新たな機構を採用することで、モータートルクがかかる前にピニオンとリングギヤがずれて噛合うことが可能となり、噛合う際のギヤ同士の当たり方が緩やかになった。このため、リングギヤの摩耗が軽減され、従来品と比較し11倍の耐久性を向上した。

他にも、『プリウス・プラグインハイブリッド』用の「リチウムイオン電池用電池監視ユニット」や、ハイブリッド車のモーター制御に不可欠なインバータの高効率化と小型化に貢献するとして開発中の「SiCパワー素子」などを展示する。

「安全」分野では、夜間走行中に車両周辺の歩行者を検知しドライバーに知らせる機能など様々な情報を表示する「歩行者検知ナイトビュー付ファイングラフィックメーター」を展示する。

さらに「快適」「利便」分野では、従来のカーエアコンシステムと比べコンプレッサの消費動力を低減し燃費を向上できる「エジェクタ式カーエアコンシステム」やナビなどを手元で自在に操作することでドライバーの負荷の低減を実現した「リモートタッチコントローラ」を展示する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る