【ベントレー ミュルザンヌ 日本発表】まずはフロントのデザインから

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ミュルザンヌ
ミュルザンヌ 全 6 枚 拡大写真

ベントレー『ミュルザンヌ』が日本でも発表された。ベントレーモーターズのロビン・ペイジ氏は、「ベントレーをデザインするにあたっては、まず最初にフロントの顔の部分を手掛けます」という。

その時、スケッチを描き始める前に「ベントレーの90年の歴史を振り返り、これまでのモデルの持つフロントの優れたデザインのエレメントを選び出して基本的な構想を固めるのです」と話す。つまり全てはフロントからスタートし、そこにはベントレーのヘリテージが織り込まれているのである。

では新型ミュルザンヌのもととなったモデルは何であろうか。それは1957年の『S1コンティネンタル』というモデルだという。

「特に特徴的なのは2つの丸いヘッドライトで、内側の部分が大きいヘッドライト、対して外側の部分は小さなヘッドライトとなっています」とその特徴の共通性を語る。またフロントのフェンダーにあるシャープなラインについても同様の傾向が見られる。

そして、「以前のクルマと違い(S1コンティネンタルなどはコーチビルダーの職人がハンドメイドで作成していた)、今回は最新鋭のスーパーフォーミングという技術を使っています。この技術はアルミのプレートを高温で熱し、それに高い圧力をかけてこのなめらかで鋭いエッジ、カーブを出すという手法。即ち、フェンダーはアルミで出来ているのです」と、共通性を持たせながらもその仕上げには最新技術を用いていることを強調する。

また、そのフロントで特徴的なお馴染のマトリックスグリルについても、「本物のステンレススチールを使っています。当社の基本方針としてどこでも本物の材料を使うという方針を貫いているのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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