【スバルの先進安全技術】シンメトリカルAWD&ボクサーエンジンがもたらす“究極の走り“と“安全”

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2代目スバル レオーネ 4WD ツーリングワゴン(1981年)
2代目スバル レオーネ 4WD ツーリングワゴン(1981年) 全 12 枚 拡大写真

シンメトリカルAWDによる優れた走行安全性能

スバルにおける「AWD」のルーツは、1971年に「スバルff-1」をベースにした4輪駆動車を試作したことに始まる。1972年にそのアイディアを市販車に活かした『レオーネ・エステートバン 1400 4WD』がデビュー。当時はまだ2WD/4WDの切替が必要なパートタイム式ではあったが、事実上これが乗用車をベースにした世界初の4輪駆動車となり、同時にシンメトリカルAWDの始まりでもあった。

1986年には3代目レオーネがマイナーチェンジし、ついにフルタイムAWD化。さらにその後継車として1989年にデビューした初代『レガシィ』において、スバルのAWD技術は一気にメジャーな存在となる。

シンメトリカルAWDの特徴は水平対向エンジンに始まり、トランスミッション、リアデファレンシャルに至るパワートレイン一式が一直線かつ左右対称(シンメトリカル)に配置されることにある。結果としてAWD化によるトラクション性能の向上のみならず、優れた重量配分によって路面状況を問わず、高い操縦安定性を発揮するわけだ。そのポテンシャルの高さは、かつてWRC(世界ラリー選手権)において『レガシィ』や『インプレッサ』のラリーカーが高い戦闘力を発揮したことにも表れている。

以後フルタイム4WDをうたうクルマは他メーカーからも登場するが、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDがもたらす、意のままの操縦性と安定感あふれる走りはスバル独自のもの。そして、極めて高いアクティブセーフティ(走行安全性能)をも備え、“走りを極めれば安全になる”という思想はここに結実した。

◆事故を起こさないための「視界」と「電子の眼」

視界の良さが事故の予防につながるという設計思想は、当たり前のようで、実はクルマという商品では往々にして妥協されがちな項目だ。しかしスバルは、視界の確保こそ予防安全にとって重要である、という考えを永年にわたって市販車に反映してきた。

例えば1961年に登場した軽商用車『サンバー』では、運転席を前輪の真上に配したキャブオーバー構造とパノラミック・フロントガラスによって優れた前方視認性を確保。さらに商用車としては当時珍しかった巻き上げ式のサイドガラスによって、後方確認も容易にしていた。主に利便性や安さが追求される商用車にあっても、スバルらしい真面目なクルマ作りが行われていたのだ。

それから半世紀が経った今、スバルはさらなる「視界」確保のため、2つのカメラを用いて前方の状況を監視し、事故を未然に防ぐ安全運転支援システム「ADA(アクティブ・ドライビング・システム)」を約10年にも渡って進化させた「EyeSight(アイサイト)」を市販車に搭載している。このいわば「電子の眼」とも言うべきアイサイトは、車両のみならず歩行者や自転車といった、これまで認識の難しかったものも対象とする極めて先進的かつ独自性に溢れるものだ。

そして現行レガシィに2010年5月から搭載される新型アイサイトは、ついに自動ブレーキによってクルマが自ら停止する機能を備えるまでに至っている。スバルが目指す「事故を起こさないクルマ作り」への大きな一歩となるシステムだ。

《丹羽圭@DAYS》

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