高速潜航! 三井造船、小型水中ロボットを開発

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Mitsui RTV. N-Hyper300EXY
Mitsui RTV. N-Hyper300EXY 全 1 枚 拡大写真

三井造船は、海洋土木向け水中ロボット「ミツイ・RTV. N-Hyper300EXY」を完成し、このほど納入した。

このロボットは、潮流が早い海域でもスムーズに動くことができるように高出力推進器を装備し、高機能なデジタル制御と超音波探査ソーナーの採用で、従来機種と比べ大幅に操縦性能を向上させた。

また、300メートルの海底を3分で潜航可能で、小型水中ロボットでは最速の潜航速力を持つ。小型水中ロボットは潜行中に潮流に流される欠点があったが、機首を真下に向けることで、前進速度がそのまま潜航速度になり、潮の流れに流すのを最小限に抑えることができる。

さらに、漁礁などを撮影するカメラは、操縦用カメラとしてハイビジョンカメラを装備し、魚礁などをリアルタイムに高品質で撮影し、船上のモニターに映し出す。操縦者はハイビジョン映像を船上で確認できるため、魚礁の集魚状況調査で魚種の判別など、正確になる。

ロボットは、操縦者の運用負荷を軽減するため、操縦支援機能を充実、各種の自動操縦モードを装備しており、さまざまな水中環境条件で活用できる。

同社は今後、海洋調査の分野で、今回開発したロボットのような小型高性能型水中ロボットを拡販していくとともに、ダイバーでは作業できない深度の海洋構造物の維持管理に使用する小型水中ロボットを港湾工事会社、潜水調査会社、海洋調査会社などにも積極的に売り込んでいく。

《レスポンス編集部》

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