曙ブレーキ、中期経営計画を見直し…差異化とグローバル化

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曙ブレーキ工業は、2008年からの中期経営計画「アケボノ・ニュー・フロンティア30」のローリングプランを策定した。

新しい計画では、長期目標に掲げた2015年にOEMのブレーキパッド世界シェア30%を目指すことは維持しながらも、新興市場のマーケットが想定以上に拡大していることや、生産体制の再編など、事業環境が変化しているため、数値目標と具体的な取り組みの一部を修正した2010年から2012年までの計画に修正した。

2015年に売上高3000億円、OEMディスクパッド世界シェア30%を目指すため、2010年からの3年間は技術の差別化を進めるとともに、日米中心の事業展開から日米欧アジアにグローバル展開する。

技術の差別化では、新興国向け低コストブレーキの開発やモータースポーツ向け高性能ブレーキを開発する。環境対応のため、軽量化、電動化、電気自動車・ハイブリッドカー対応を強化する。

グローバル化の加速では、欧州は高性能ブレーキで販売攻勢を掛けるほか、ブレーキキャリパーへの参入を検討する。アジアでは、中国、インドネシアを中心としたビジネスの拡大を模索する。北米ではロバート・ボッシュから買収した事業を足掛かりに規模の拡大の収益確保に注力する。

これらの取り組みで2012年度に売上高2100億円、営業利益180億円、最終利益80億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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