[動画]トヨタとテスラ、両CEOが会見…シュワルツェネッガー知事も同席

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テスラモーターズとトヨタ自動車は、電気自動車とその部品の開発から生産システム及び技術に関する業務提携を実施することを、米西部時刻17時00分、北カリフォルニア、パロアルト市にあるテスラ本社でイーロン・マスク、豊田章男両CEOが発表した。公式発表には、シュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事も立ち会った。

豊田章男社長は「高い技術力、モノづくりにかける強い思いや、ひたむきな姿勢に、テスラの無限の可能性を感じた。ベンチャー企業であるテスラから、チャレンジ精神や意思決定のスピード、柔軟性を学び、かつてベンチャー企業として生まれたトヨタにあった精神を思い起こし、新たな未来に向けチャレンジしていきたい」と語った。

イーロン・マスクCEOは「トヨタは、サスティナブルモビリティの実現に向けたコミットメント、たゆまぬ技術革新、品質向上を実践する会社である。その会社がテスラとの提携・出資を選んだことは、テスラにとって大変光栄であり、我々の技術力に対する力強い後押になるものと考えている。またトヨタのもつ車両の開発・生産に関する見識を学び、そして是非取り入れていきたい」と語った。

なお、シュワルツェネッガー知事は、発表に寄せて、州広報を通じ以下のコメントを発表した。

「我々は今日、よりクリーンで、よりグリーン(エコの象徴)で、そしてよりカリフォルニアの未来へ向けた大きな変革の歴史の証言者となった。我々が自動車会社の革新に挑戦する過程でテスラとトヨタ両社が浮上してきた」

「この新しい取り組みはCO2放出を減少させ、消費者のニーズにあう自動車を作り、またそれにより経済成長をも促進させて行くだろう。さらにテスラは先に閉鎖となったNUMMIプラントでのグリーン製品生産により、カリフォルニア州の人材雇用を行うという」

「これは、彼らが生産するグリーン製品への需要は我々の国が指示するものであり、政策、会社、および人々に直接の結び付くもの。今日の発表は本当にエキサイティングで、このパートナーシップが次にもたらすものを心から楽しみにしている」

会見の模様の動画

《ケニー中嶋》

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