三洋電機は25日、物流子会社の三洋電機ロジスティクスをロングリーチグループが運用する投資ファンドに売却すると発表した。
三洋電機ロジスティクスは、グループ製品の運送、保管・荷役を担当する物流専門会社。三洋電機は昨年末にパナソニックグループ入りしたのを機に、物流事業についても見直しを進めてきた。この結果、三洋電機ロジスティクスは、今後もグループの物流業務を担っていくものの、グループ外へのソリューションビジネスが今後の成長の柱となると判断、三洋電機の子会社として経営に関与する必然性が薄れてきたと判断、売却することにした。
三洋電機は、投資ファンドのLSホールディングスが実施する三洋電機ロジスティックスの株式公開買い付けに保有する全株式、57.67%を応募する。
三洋電機は三洋電機ロジスティックスの売却で連結で39億円の売却益を計上する見通し。現時点で通期業績見通しは修正しない。