ミドリムシからジェット燃料 新日石など共同開発

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新日本石油、日立プラントテクノロジー、ユーグレナの3社は、微細藻ユーグレナ(ミドリムシ)を原料としたバイオジェット燃料を製造するため共同研究を開始する。

航空機分野でCO2排出量を削減するため、再生可能なエネルギー資源であるバイオマスを原料とするジェット燃料(バイオジェット燃料)の導入が期待されている。

新日石は、全日本空輸、日本航空からのバイオジェット燃料開発の要望を受け、バイオジェット燃料製造の検討を進めてきた。今回、培養などのプロセス技術を持つ日立プラントテクノロジー、微細藻ユーグレナの培養技術を持つユーグレナ社とともに、バイオジェット燃料を開発する事業化調査を開始する。

微細藻ユーグレナは、陸生植物に比べてCO2吸収効率が高く、食糧と競合しないため、代替燃料として有望視されている。含有する油脂分もジェット燃料に適した炭素構造を持っている。

3社は共同で、ユーグレナ社の持つ培養技術、日立プラントテクノロジーの培養などのプロセス技術、新日石のバイオジェット燃料への燃料化技術などの要素技術の開発を進めるとともに、今年度中を目処に、環境適合性、供給安定性、経済性の面から事業化の可能性を検討する。2018年度の事業化を目指す。

共同研究を行うのに伴って、新日石と日立プラントテクノロジーは、第三者割当増資でユーグレナに出資した。

《レスポンス編集部》

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