鬼怒川ゴム工業は27日、中国に自動車用ゴム、樹脂部品などの金型を開発する子会社を設立すると発表した。
設立する社名は「鬼怒川(大連)模具開発」で、大連市開発区に設立する。資本金は1000万円で、同社が100%出資する。
中国の自動車市場は今後も拡大が見込まれており、中国生産拠点で使用する金型を現地で設計・製造することで、自動車メーカーのニーズに迅速に対応するとともに、より高品質でコスト競争力のある製品を供給する。
さらに金型設計のCADデータをグループ各社で共有化することで、グローバルで同一品質の製品提供が可能となり、自動車メーカーのグローバル戦略車への部品供給に対応できるとしている。中国で開発・製造される世界戦略車が増えることが見込まれるため、これに対応する。