【NEW環境展10】富士重工、電動式塵芥収集車を前面に

自動車 ビジネス 企業動向
富士重工業の電動式塵芥収集車
富士重工業の電動式塵芥収集車 全 4 枚 拡大写真
「2010 NEW環境展」が25日から28日にかけて東京ビッグサイトで開催された。同展には528社が出展。完成車メーカーからは富士重工業がブースを構え、4月に発売されたばかりの電動式塵芥収集車を前面に押し出して、低炭素化社会の実現推進を訴えていた。

「この塵芥収集車は、廃棄物の収集や排出などの作業をバッテリーを動力源にした専用モーターで行うので、エンジンを停止させることができ、作業時の二酸化炭素の排出量や騒音などを大幅に削減できるのです。そのうえ、作業中のバッテリ切れも考慮して、モーター駆動とエンジン駆動を自由に切り替えられるパラレル駆動方式を採用しています」と富士重工業関係者は説明する。

バッテリーは当初、『プラグインステラ』などに採用されているリチウムイオン電池を考えていたが、車両価格を抑えるために鉛電池を採用した。「リチウムイオン電池が安くなれば、いつでも替えることができる」そうだが、価格は従来のディーゼル車より1.5倍高い、約1100万円。

納入実績はまだないが、地方自治体から多くの問い合わせがきているという。「これから各自治体を中心にいろいろな提案を行っていき、二酸化炭素排出量の削減に微力ながら貢献していきたい」と同社関係者は抱負を語っていた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  5. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る