愛知製鋼、磁石生産の新工場を本格稼働…自動車用小型モータ向け

自動車 ビジネス 企業動向

愛知製鋼は、ネオジム系異方性ボンド磁石用磁粉「マグファイン磁粉」を量産する関工場(岐阜県関市のぞみヶ岡)を竣工、本格稼動を開始した。

マグファイン磁粉は、ABSやパワーウインドウ、EOS、燃料ポンプなどの自動車用小型モータの小型化に貢献するため、今後の需要が大幅に増える見通しとなったため、工場を新設した。

関工場は、磁粉生産の全工程を連続・自動化、高品質製造のため、外気を遮断した完全無酸化雰囲気で製造する最新鋭工場。磁粉の特性を活かした独自の流体搬送技術を開発し連続工程生産を可能にした。これによって製造コストも大幅に低減できる。

最終工程では磁粉一粒一粒をコーティングする「マイクロカプセル工程」を配置、耐酸化性と耐熱性の高い磁粉を製造する。

工場の生産能力は、稼働立ち上げ時月間25tで、2012年度末には月間100tに増強する予定。工場の投資額は約15億円。

関工場で生産したマグファイン磁石用磁粉はアスモ、マキタ、ロバート・ボッシュなどに供給する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  5. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る