本田技研工業は31日、オートバイ『スーパーカブ110MD』、『スーパーカブ110PRO』2車種のハンドルストッパーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年9月28日 - 10年3月15日に製作された1万3410台で、このうち郵政専用車両が1万1564台。
ハンドルの転舵角を規制するストッパープレートをフレームのヘッドパイプへ溶接する作業が不適切なため、溶接の溶け込みが不十分なものがあり、溶接部に亀裂が生じてストッパープレートが脱落するおそれがある。
全車両、ストッパープレートとヘッドパイプの溶接部を点検し、ヘッドパイプに亀裂が認められる場合はフレームを良品と交換する。亀裂が認められない場合で、溶接状態が判定基準を外れたものは溶接補強を行う。
不具合発生件数は7件で、販売店からの情報で発見した。事故は起きていない。