日野自動車は31日、自動車リサイクル法に基づく09年度(09年4月 - 10年3月)の廃車の再資源化実績を公表した。
同社はASR(自動車シュレッダーダスト)は豊通リサイクルに、エアバッグ類・フロン類は、自動車再資源化協力機構に業務委託し、特定3品目の引き取り・リサイクルをおこなっている。
2009年度の再資源化実績は、ASRが1万1809台、引取り量が4122.6tだった。再資源化率は81%で、2015年度法定基準70%を前倒しで達成した。
エアバッグ類は952台で、再資源化率は94%と、法定基準85%を上回った。フロン類は351台、引取り量が1572.1kgについて適正な破壊処理を行った。
特定3品目の再資源化に要した費用の総額は約2億3338万5000円で、資金管理法人から払渡しを受けた預託金の総額が約1億4791万6000円だったため、トータル約8546万9000円の赤字だった。