【IRL】新型エンジンはターボチャージャー付き…2012年から

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ホンダのV8エンジン
ホンダのV8エンジン 全 4 枚 拡大写真

IZODインディカーシリーズは2日、2012年から採用するエンジンスペック規程を発表した。

新レギュレーションは、現在の自然吸気3.5リットルV8から排気量の上限を2.4リッター、シリンダー数を最大6気筒とし、使用される燃料はこれまで通りエタノール。将来的にはこのエンジンを用いて回生ブレーキやハイブリッド等グリーンカー的な技術導入も視野にいれているとのことだ。

注目すべきは新たにターボチャージャーを採用すること。2008年に統合したチャンプカーワールドシリーズではターボ付きエンジンが用いられてきたが、94年に創設され、96年からシリーズ戦が始まったインディカーシリーズにとってはターボエンジンの採用は初めてだ。

エンジン出力をコースにあわせて550 - 700馬力に設定し、出力を調整するのに有利なターボチャージャーを採用するわけだが、ブースト圧、回転数などエンジンをイコールコンディションにする為の具体的な方法は現時点では未だ示されていない。

また2005年を最後にトヨタとGMがシリーズより撤退してから現在まで、ホンダが全車にエンジンを供給するワンメーク状態が続いているが、このレギュレーション更新により複数のエンジンサプライヤーが参入されることも期待されている。同時に直4エンジンとV6エンジンのマシンの競合によるレース実現の可能性も出てきたわけだ。

エンジンと同じく2012年から採用される新型シャーシについても6月30日までに発表されるとのことで、既にローラ、ダラーラ、スイフト、デルタウィングからIRLが提示した条件にそったデザインが提出されている。

《ケニー中嶋》

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