クリーンディーゼル車イメージ、「きれい・静か・速い」が7割超…ボッシュ調べ

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5月31日に発表されたMLクラス・ブルーテック
5月31日に発表されたMLクラス・ブルーテック 全 4 枚 拡大写真

ボッシュは4日、2月から3月にかけて実施した「クリーンディーゼルキャンペーン」の中でおこなったアンケートの結果を発表した。それによるとクリーンディーゼル車に対するイメージは「きれい」「静か」「速い」とポジティブな回答が多数を占めたことがわかった。

アンケートはボッシュのウェブサイトで実施したキャンペーン中に行われ、3万2775人による応募、回答があった。

クリーンディーゼル車に対するイメージに関しての設問では、「きれい」と答えた人が95%、「静か」と答えた人が80.2%、「速い」と答えた人が70.9%と、大多数がポジティブなイメージを持っていることがわかった。

クリーンディーゼル車の購入意欲についての設問では、「購入したい」「候補として考えたい」と答えた人が全回答者の96.9%にのぼり、高い訴求力を持つことがわかった。

いっぽうで、クリーンディーゼル車がエコカー減税対象車であることを知っている、と答えたのは全体の64%、クリーンディーゼル車独自の補助金制度について知っている、と答えたのは31%と、高い購入意欲と比較して大きく差が開いていることが明らかになった。普及を図るためには購入者のメリットをさらに訴求していく必要がある。

アンケート中に設けられたフリーコメント欄では、全体の約39%の1万3072件のコメントがあった。その中で、クリーンディーゼルに対するメーカーへの期待について1200件のコメントがあり、うち国産メーカーに対するものでは「日本での普及を望む」、「車種が増えれば購入対象の選択肢として検討する」という内容が多かった。また、輸入車メーカーに対しては「欧州車並みに普及してほしい」など、日本国内での販売、導入を望む声が多いことがわかった。

現在国内で販売されているクリーンディーゼル乗用車は、三菱『パジェロ』、日産『エクストレイルGT』、メルセデスベンツ『Eクラスブルーテック』、同『MLクラスブルーテック』のみ。年内にアウディが『Q7』のディーゼル仕様を国内導入する予定だが、いずれにせよごく一部の大型車種にしか採用されていないのが現状だ。

ボッシュは、クリーンディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べて燃費が30%向上、CO2排出量は25%近く低減できるとしてクリーンディーゼルの普及促進に力を注いでいる。

《宮崎壮人》

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