ダイハツ工業は7日、自動車リサイクル法に基づく2009年度(2009年4月 - 10年3月)の自動車リサイクル実績を公表した。
2009年度の再資源化の実績は、ASR(自動車シュレッダーダスト)は、28万台の使用済自動車から3万1000tを引取り、このうち2万5000tを再資源化した。再資源化率は昨年度と同レベルの79%で、2015年の法定基準70%以上を達成した。車両のリサイクル実効率換算ではリサイクル率は約96%だった。
エアバッグ類は、7万0800台の使用済自動車に装備されていた14万9000個を車上作動または回収して再資源化した。回収での再資源化率は94%となり、法定基準の85%を達成した。
フロン類は21万8000台の使用済自動車から64tを引取り、適正に破壊処理を実施したとしている。
特定3物品の再資源化等に要した費用の総額は、16億9400万円で、資金管理法人から払渡を受けた預託金総額は16億8600万円だった。このため、全体収支では780万円の赤字となった。